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7・土をつくる |
普通の畑土に腐葉土、パーライトなどを適量混合し、遅効性の化成肥料を適量混入します。コンテナの寄せ植えの場合は赤玉土、腐葉土、ピートモス、パーライトなどの等量混合土などとし用土1リットル当り3g程度の遅効性化成肥料を混入します。 |
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8・コニファーを選ぶ |
何よりも根がしっかりしたものを選びます。コニファーには根が荒れやすく、移植性の弱いものがあります。ポット仕立て株であればいつでも植えつけることができ、無難です。さまざまな色や形、特性がありますので、将来の成長も考え、店の人と良く相談して選ぶことが大切です。 |
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9・埴栽密度 |
生長差はありますが、将来は大きくなるものがあります。大きくなったら移植するつもりでバランス良く植込みます。グランドカバーの低木は枝張りが30cm位のものであれば1m2当り5本位でよいでしょうが、土が見えて淋しいようでしたがもっと株を増やしても差しつかえありません。 |
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10・落葉樹や花と組み合わせる |
コニファーだけでは、やはり少しかたい感じがするものです。落葉樹のシラカバやカエデなどの下にコニファーを植えると一層引き立ち、雰囲気がでます。またコニファーには赤系の色がないので、落葉低木のベニメギや花を添わせるとアクセントになります。またロバイやツツジなどの花の咲く低木も良く似合います。
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11・植え込み |
ポット仕立ての根が鉢の中に回りきっているようなときは底部、側面の根をほぐし、古土を全体の2分の1ほど取り除き、長い根は切り詰めます。
植栽場所が決まったら根鉢より少し大きめの植え穴を掘り、植え付けます。このときあまり深植えをしないよう気をつけます。植え穴に土を3分の2程度埋め、水を注ぎ、株をゆすって空気を抜きます。水が引いたらさらに埋戻し、軽く押さえます。大きな木や風の強いところでは支柱を立てて固定します。コンテナの寄せ植えの場合は鉢いっぱいに用土を入れずに鉢の緑から2~3cm低くしておき、水があふれないようにします。
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12・手入れと管理 |
剪 定
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コニファーは生長の遅いものが多く、あまり剪定の手間はかかりませんが、育成の旺盛なものは刈り込みや枝すかしが必要です。剪定時期は4月頃の萌芽前が適期です。また新梢がかたまる夏ころに乱れた枝を直す剪定を行います。コニファーは金気を嫌うためハサミを使わずに指先で新芽を摘み取るときれいに仕上がります。
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施 肥
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肥料不足は木を弱らせますので雪が溶けたら樹冠に添ってリング状に溝を掘り、鶏ふんや化成肥料を適量ほどこします。根の周りが固く踏み固められているような場合は株元をたがやし、腐葉土などを一緒にすき込むとよいでしょう。 |
病虫害
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コニファーは比較的病虫害の少ない樹種ですが、いくつかの病害虫が知られています。
●ハダニ
赤い小さいダニがつきます。葉色があせて黄色くなります。
被害の小さなうちに殺ダニ剤を2~3種類間隔を開けて散布します。
●アブラムシ
樹液を吸うため葉色があせたり、廃泄物によってすす病が発生します。殺虫剤を定期的に散布するようにします。
●さび病
ビャクシンはナシなどに被害を及ぼす赤星病菌の中間寄主です。冬に石灰硫黄合剤を散布し、春先に殺菌剤を散布します。 |
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